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ウクライナの出産事情。
最近出産した妻の友達がわれわれを招待してくれた。

われわれのほかにも二組のカップルが来ていて、
都合8人+1がアパートの一部屋で出産についての話を聞いた。

彼らは出産前から自然分娩&在宅出産を望んでいた。
これがどれほどこの国で大変なことかをとつとつと語ったのだ。

運の悪かった事に予定日よりも4日前に陣痛が始まってしまった。
丁度その日は女友達を呼んでのお披露目日であった。英語で言えばシャワーと思う。

何故彼らは自宅分娩を選んだのかといえば、
それはウクライナの医療事情の非人道的さに原因がある。

例えば産まれてすぐの子供はなるべくそのままで母の胸に抱かせ、
母乳を含ませた方が良いということを彼らは調べた。

その後に胎盤が出るまでへその緒を切らない事が良いと分かった。
出産を促すために母体に刺激を与えたり、注射や薬物投与はしたくなかった。

何よりもリラックスして幸せな気分で夫とともに出産に挑みたかった。
残念ながら結果は全て逆になってしまったと言う。

陣痛が起きた夜更けに彼らは妻の母に助けを借りた。
予定していた助産婦が事情により現れなかったのが一因。
(ここは田舎町であり自宅分娩も珍しい事である。何よりも病院以外での出産が難しい)

予定していたバックアップの産院へ行くために救急車を手配した。
しかし救急隊は近所の産院を目指した。さらに運の悪い事は、ここは設備も働く人の心も社会主義的な最悪の産院だったのが後で分かった。

夫は予定していた産院へ電話をかけて事態を説明。
産院は承諾してくれた。しかし妻の母が何故か近場の、二人が行きたくない方を推し進めてしまった。

この時点で救急隊は近場の産院へ急行。自体はますます望まない事へ転がっていった。

望まない産院の最初にした事は夫の入室禁止です。
以下、彼女からの報告による。長いので箇条書きにします。

*予想通り人間扱いされなかった。

*どうしても夫の参加を認めてくれなかった。

*点滴を強制的にさせられた。

*それぞれの役割分担の医者&助産婦達は学生も含めて10人近くが不気味に見物していた。

*従って不安が増すばかりでとても安心しての幸せな出産は望めなくなった。

*その中の誰一人として親切に希望を聞いてはくれず、誰しもマニュアルに従った。

*拒否した分娩促進も強制的にさせられた。

*夫と予定していたマッサージなども出来なかった。

*寝て足を広げる前近代の分娩体勢を望まなかったが無理だった。

*産まれた子供は取り上げられた。

*へその緒は希望していた30分ではなく2分で切断。

*やっとの思いで子供が同じ部屋に帰って来ても別のテーブルに子供を乗せたままだった。

*30分も立ってからやっと子供を返してもらうとなにやら薬品で綺麗にされていた。

*退院により必要な出生証明代としてワイロを請求された(国の病院はただ)。

*退出するところで付属の写真屋が立ちはだかった。ワイロ

恐らくこれは最悪に属する事なのだろう。
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[ 2012/02/19 01:53 ]

| 出産準備 | コメント(2) | トラックバック(0) |
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コメント
--- ---

貴重なお話を共有していただきありがとうございます。ウクライナの友達が今年は子供を授かりたいと言っていましたがそうならないように祈りたいですね。
サトウ * URL [編集] [ 2012/02/23 08:49 ]
--- Re: タイトルなし ---

> 貴重なお話を共有していただきありがとうございます。
この話はとにかく不運が重なりすぎたという事でした。

> ウクライナの友達が今年は子供を授かりたいと言っていましたがそうならないように祈りたいですね。
本当にそうですよね。ですから自宅分娩を希望する人が多いのだろうと思います。

よろしくお願いします。
白井信雄 * URL [編集] [ 2012/02/24 17:05 ]
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